ペリー・ジャパン株式会社 - 皿垣連続高架橋上部工工事

橋梁

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皿垣連続高架橋上部工工事


23~26mアーチを連続して建設
日本初GRVシステムを用いた施工



連続高架橋の最大の特徴は6パターン計42個の連続するアーチによって上部に走る車道を支える構造物であります。ひとつのアーチは高さ約6.4~7.5メートル、アーチ線形長さ23~26メートル、1つのスパンに2レーンから4レーンと変則して続き、3スパンずつアーチ線形が変わっていく繊細かつダイナミックな構造物であります。
この型枠支保工を当社のGRVシステム型枠支保工を使用し施工。

型枠構成は、GRV円形型枠システム基本とし、根太材にペリー トラスビーム GT24、大引材にGRVウェールを使用しています。
型枠合板は、仕上仕様に鉄を使用との記述により、12+12mmの型枠合板の上に仕上用鉄板をビス止めしております。この方法は施工に携わっている株式会社 長瀬建設様からの御提案によるものですが、根太材として使用しているペリー トラスビーム GT24が釘・ビス等を直接打ち付けることのできる木製であることもこの施工を可能とする要因になっております。

型枠パネルはアーチをセンター部分および両サイド部分の3パーツに分けて工場にて製作。センター部分は特別に製作した下弦材を基材としSLSヘビーデューティースピンドルでトラス構造に組み、GRVウェールを支えるユニットとして製作し現場搬出しています。これにより、施工現場はユニット化された型枠を組み立てる事を主な作業として行いますので、現場作業員の少数化さらには危険・事故撲滅にもつながります。

支保工部分においても、センターパネルにST100、サイドパネルにはSLSヘビーデューティースピンドルで型枠パネルを支えています。
ST100は支保工材1本当たり40kN以上の耐力を持ち、1基当たり160kN以上(条件によっては200kN以上)の耐力を発揮する製品です。これをセンター部分のパネルユニット1セットあたり4基使用しています。
SLSヘビーデューティースピンドルは1本あたり約70kNあり、長さ調整機能を持った押し引き材であり、これをサイドパネルユニット1基に8本使用しています。

この支保工材を使用し各パーツを設置、GSRVアーティカルウエール(長さ調整可能なGRVウェール)で接合一体化し、調整部分の合板貼りを最後に行い、アーチ躯体の下部面の完成となります。

GSRVアーティカルウエールによる一体化は各型枠ユニットをひとつにするだけではなく、各ユニットが受ける荷重の分散均一化にもつながり、より強固なより安定感のある型枠システムとして確立することができます。
この状態を確立した後、配筋作業、返し型枠の施工を行いコンクリート打設工事に移ります。返し型枠についてもGRVシステムを使用したパネルを一部使用。

この工事においての構造体下部のラインは2次曲線を使用し、上部ラインは円曲線を使用するという、コンピュータを駆使した現代的な表現をする構造体となっております。本来在来工法による施工では非常に難儀な躯体であっても、GRV円形型枠システムを使用することにより非常に効率良く、短期間の施工を可能にしております。
実際、施工に携わっている株式会社長瀬建設では、工場製作に1日4~8人、現場も4~8人と極めて少人数ではありますが、効率良く作業を進めております。また、日本初の工法ではありますが、スタディを重ね更なる作業効率向上を可能にしました。

日本の建設業界では、安全が第一である事をシステムに反映しながら、総合建設会社である株式会社鴻池組様の御指導を受け、更なる改良を図りました。

(工期;2006年9月~2008年2月末日)

現場所在地
福岡県柳川市大和町中島1776
元請会社 株式会社 鴻池組
施工会社 株式会社 長瀬建設
材料供給 ペリー・ジャパン株式会社